2024年7月26日に開幕したパリオリンピック。開会式を楽しんだ人も多いことでしょう。そのなかでも特に目立っていたのが、モンゴルの選手たちが来ていたユニフォームです。かっこよかったですね。どんなデザイナーが作ったユニフォームだったのでしょうか。
パリオリンピックの開会式は屋内ではなく、セーヌ川沿いで行われました。あいにくの雨でしたがそれも演出の一つかのような幻想的なものでした。各国の選手たちがそれぞれの国のユニフォームを着て、川を船で渡るという斬新なものです。そのなかでもモンゴル選手たちのユニフォームはとても目につきました。
パリオリンピックのモンゴル選手たちのユニフォームのかっこよさと、デザイナーが誰なのか調べてみました。ご紹介しますね。
【パリオリンピック】モンゴルのユニフォームがかっこいい!
パリオリンピックのモンゴル選手の着ているユニフォームをかっこいい!と思った方、多かったのではないでしょうか。筆者も素敵だと思いました。まずはどんなユニフォームだったのか、ご紹介しますね。
パリ五輪で着用されるモンゴルの公式ユニフォーム。ユニフォームという言葉に違和感があるくらい、スポーティーなイメージはないのですが、そもそも国際的な祭典の場で皆一様に同じような服に身を纏うより、自国の文化に誇りを持ち、それを世界にアピールする方が有意義かもしれません。 pic.twitter.com/4FwKgCmDI1
— IDEAFUL 嫉妬レベルの世界のアイデア (@ideafuls) July 13, 2024
パリオリンピックのモンゴル選手のユニフォームは男性はアクアマリン色、女性はオフホワイトで、ゴールドの複雑な刺繍がほどこされた、素敵なユニフォームです。ユニフォームというよりは、伝統衣装に近い感じがします。
モンゴルユニフォームの刺繍は、基本的にはモンゴルの伝統的な模様や自然ですが、パリオリンピックということで聖火やエッフェル塔なども盛り込まれています。女性はイヤリングや刺繍の入ったポーチ、男性は伝統ブーツや帽子もついていました。
モンゴル選手団のユニホームがインターネットで、金メダル級の称賛を受けていると米CNNやNBCが伝えている。
出典:日刊スポーツ:https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202407180000145.html
モンゴルの伝統的なふくらはぎまでの長さのガウンをアレンジしたと思われるユニホームに、「とても精巧で美しいデザイン」「これまでで最も美しいユニホーム」と称賛が相次いでいる。
出典:日刊スポーツ:https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202407180000145.html
【パリオリンピック】モンゴルユニフォームのデザイナーは誰?
パリオリンピックのモンゴルユニフォームのデザイナーは、「ミシェル・アマゾンカ」という姉妹で2013年に立ち上げたブランドです。もう一人の姉妹がCEOをしています。Yanjindulam Choigaala (Michel/ミシェル) とNyamkhand Choigaala (Amazonka/アマゾンカ)で、CEOはMonkhjargal Choigaalaです。
パリオリンピックのモンゴルのユニフォームは、はじめは別のブランドが請け負っていました。しかし、キャンセルになり、たった3ヵ月前に依頼されてここまで仕上げた非常に有能なデザイナーです。ちなみにこのモンゴルユニフォーム、1着作るのに20時間もかかるんだそうですよ。
パリオリンピック開会式のユニフォームを着飾った柔道モンゴル代表チームの選手たち pic.twitter.com/FJlIuf05dP
— 錦戸雅俊🇲🇳モンゴルのトレーナー (@Nishi_249) July 14, 2024
ミシェルがお姉さんで、1986年生まれ。子供の頃から洋服を作るのが好きでした。医師でもあるお母さんの手作り装飾の影響と、修道士だったおじいさんの使用していた刺繍の影響を受けています。シルエットデザインの作成のスピードが速く得意です。
妹さんのアマゾンカさんは1988年生まれ。歌が好きで実は歌手だったこともあります。芸術大学卒、デザイン学位も持っています。スピードを得意とするミシェルさんとは反対に、時間をかけてアイデアを練り上げるタイプで、カリグラフィー・モノグラムとフォントが得意です。
モンゴルの首都ウランバートル出身で、二人とも結婚していてお子さんもいます。
東京オリンピックでのモンゴル選手団のユニフォームが決定しました。`Michel & Amazonka’という、姉妹デザイナーを擁する近年有名なモンゴル国内企業がデザイン・コンペで優勝し、採用されています。https://t.co/wAFM2L1Urb
— モンゴル日本センター公式(ビジネス交流・人材キャリア支援) (@Mojcbiz) September 25, 2019
写真は開会式等の式典用とのことです。#モンゴル pic.twitter.com/8s7WLiq3zO
この二人が手掛ける「ミシェル・アマゾンカ」のコンセプトは、モンゴル独自の伝統的なイメージを保ちつつ、世界レベルのグローバルファッションに近づけるというもの。二人ともほとんど外国へは行かず、モンゴルの伝統や文化からインスピレーションを受けています。
実は2021年、東京オリンピックのモンゴルユニフォームもミシェル・アマゾンカが手掛けていました。ミシェル・アマゾンカの他の洋服はインスタで見ることができますよ。
まとめ
パリオリンピックのモンゴル選手のユニフォームは男性はアクアマリン色、女性はオフホワイトで、ゴールドの複雑な刺繍のほどこされた、素敵なユニフォームです。ユニフォームというよりは、伝統衣装に近い感じのデザインになっています。
パリオリンピックのモンゴルユニフォームのデザイナーは、「ミシェル・アマゾンカ」という姉妹で2013年に立ち上げたブランドです。
パリオリンピックでのモンゴル勢の活躍も気になりますし、ミシェル・アマゾンカの洋服も気になりますね。楽しいオリンピックになりそうです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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