雪に慣れていない関東で雪が降ると、順応できず混乱が生じます。
特に交通機関には大きな影響を与えます。特に、高速で走る新幹線は、雪の影響を受けやすいと思われがちですが、実際のところはどうなのでしょうか? この記事では、雪で新幹線が止まる確率や、運休した場合指定席はどうなってしまうのかについてまとめてみました。
雪で新幹線が止まる確率は?
新幹線は、雪の多い地域や少ない地域、様々な気候や地形に対応していますが、それでも雪によって新幹線が止まることはあり得るのでしょうか? ここでは、主要な新幹線の路線ごとに、雪で止まる確率を見ていきましょう。
雪で東海道新幹線が止まる確率は?
東海道新幹線は、東京と新大阪を結んでいます。そのルート上には、米原・関ケ原などの豪雪地帯があります。雪の影響で、東海道新幹線は遅延や運休になることがありますが、その確率はどのくらいなのでしょうか?
実は、東海道新幹線は、雪で運休になることはほとんどありません。過去に記録的な大雪となった2014年2月にも、遅れが出るだけでした。
東海道新幹線沿線では、冬期、雪が降ることがあり、その影響で各駅へ到着が遅れることがあります。ここでは「雪が降ると、なぜ東海道新幹線が遅れるのか︖」について簡単にご紹介します。#新幹線 #運行情報https://t.co/f8PT5djKOC pic.twitter.com/PibNDwASG0
— 東海道新幹線(東京~新大阪)運行情報【JR東海公式】 (@JRC_Shinkan_jp) February 1, 2024
ちなみに東海道新幹線が、雪により遅延する理由についてXで紹介されています。
- 高速走行で雪が舞い上がり、車体の床下に付着して氷塊になり、落下して線路や設備を破損するのを防ぐために速度を落として走行する。
- 氷塊が付着した場合、溶けて落下するのを防ぐために、係員の方が駅停車時に車体の床下の氷塊を取り除きます。
雪が降り続く場合には、除雪車により雪を除去します。また前出のスプリンクラーによる放水によって雪を溶かすこともしています。
このように、東海道新幹線はいろいろな策をこうじているため、雪で運休になる確率は非常に低いと言えます。
雪で九州新幹線が止まる確率は?
九州新幹線は、博多と鹿児島中央を結ぶ新幹線です。そのルート上には、阿蘇山や霧島山といった、活火山があります。この地域では、火山灰や噴石などの火山活動の影響を受けることがありますが、雪の影響はあまりありません。九州は温暖な気候で、雪が降ることは稀です。そのため、九州新幹線は、雪で止まる確率はほとんどないと言えます。
ただし、九州新幹線は、在来線との共用区間が多いため、在来線の運行状況に影響を受けることがあります。例えば、2016年1月には、大分県で記録的な大雪が降り、在来線が運休になりました。その影響で、九州新幹線も一部の列車が運休になりました。このように、九州新幹線自体は雪に強いですが、在来線の雪対策には注意が必要です。
雪で新幹線が運休したら指定席はどうなる?
雪で新幹線が運休した場合、指定席の扱いは以下のようになります。
後続列車の指定席に空きがある場合は、追加料金なしで利用することができます。
後続列車の指定席が満席であれば、自由席に乗ることになりますが、その場合は、指定席特急料金の半額が払い戻されます。
後続列車の普通車の指定席が満席で、グリーン車に空きがある場合は、グリーン車を予約していた場合はもちろん、普通車の指定席を予約していた場合でも、追加料金なしでグリーン車を利用できます。
まとめ
雪で新幹線が止まる確率や、新幹線が運休した場合、指定席はどうなるのかということについて紹介しました。
雪で新幹線が止まる確率は、路線や地域によって異なりますが、基本的には非常に低いと言えます。
それでも雪や自然災害によって運休になることはあり得ます。その場合は、運行情報や切符の払い戻しについて注意してください。
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